[レポート] Maximize application performance with Valkey #OPN304-R1

[レポート] Maximize application performance with Valkey #OPN304-R1

Clock Icon2024.12.11

こんばんは、リテールアプリ共創部のmorimorikochanです。
Builders' sessionに参加したので、内容の紹介と感想を記録します。

セッション概要

セッションカタログの内容は以下のとおりです。

タイトル

OPN304-R1 | Maximize application performance with Valkey [REPEAT]

概要

Using Valkey with your application tends to give quick performance wins using only a few strategically placed GETs and SETs. However, understanding all of Valkey’s data types and commands unlocks even more use cases and performance boosts. This builders’ session gives you an overview of the entire Valkey landscape of data types and their related commands, linking them to real-world use cases with hands-on exercises. Previous Valkey or Redis experience is helpful, but this session starts at the basics and moves quickly to touch on more advanced topics. You must bring your laptop to participate.

その他

  • Session types: Builders' session
  • Topic: Databases
  • Area of interest: Application Integration, Open Source
  • Level: 300 – Advanced
  • Role: Data Scientist, Developer / Engineer

会場の雰囲気

四角形型のテーブルが複数あり、各テーブルごとにメンターが常駐しテーブルごとに進行する形でした。

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内容の紹介

私が座ったテーブルでは、まず最初にValkeyの使用経験と今日のセッションで何を学びたいかについて聞かれました。

その後、ワークショップの課題を各自進めていき、もし困ったらメンターにサポートを求める、という形でした。
困っていなくてもメンターが定期的に進捗を確認してくれるのでつまづいて時間を溶かすことなく進めることができました。

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ワークショップの内容としては、Cloud9上のVSCodeで、動作しているValkeyに対してさまざまなAPIをPythonのスクリプトから呼び出しその結果を見てValkeyの特徴を理解していく、というものでした。

ワークショップで紹介された内容をざっくり抽出すると以下の通りです。

  1. 1つのキーに対して保存されているフィールドが多すぎる場合、HGETALLコマンドの処理時間が比較的長くなってしまう。これが問題になる場合は代わりにページネーションされているHSCANコマンドを使う
  2. valkeyでは、データをビット形式として保存する(SETBIT)ことや逆にビット形式として取得する(GETBIT)ことができる
  3. MEMORY USAGEコマンドを実行することで各キーのデータサイズが確認できる。
  4. ハッシュ形式でフィールドを保存する場合、圧縮されている。hash-max-listpack-valueはデフォルトで64になっており、この値を下回ると圧縮されずそのまま保存されるらしい。
  5. valkeyでは、コネクションを作成する処理はコネクションを使い回す場合と比べて時間がかかる。(これはRedisでも同じだと思われます)

短い時間に対して多くのことを学べはしましたが、RedisやMemcachedとの細かな差異や特徴がわからず、実際のプロジェクトに導入する際にはもう少し詳細な技術調査やプロトタイピングが必要になると感じました。

いただいたノベルティ

ワークショップ進行中にValkeyのロゴが入ったバッグとTシャツをいただきました。
個人的にはValkeyのロゴが好きなのでどちらのグッズも重宝したいと思います!

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まとめ

このワークショップを受けてすぐにValkeyを実践投入できるわけではありませんでしたが、Valkey自体の特徴を手軽に知ることができました。

みなさんも機会があれば一度Valkeyを触ってみてください

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